2019年3月10日日曜日

宮城の冬はドンコのたたきがうまい!


宮城の冬はドンコがうまい!
ずいぶん久しぶりの投稿になってしまいました。akiです。

冬は寒くてあまりアウトドアできないし、あんまり書くことがないんですよね笑


そんな中、今回は冬こそ伝えたいこと。
それは、ドンコという魚のおいしさです!
基本的に入手方法は市場に行くか、釣ってくるかになりますが、その味は絶品です。三陸に来た際にはぜひ召し上がっていただきたい味の一つです。


ドンコ=エゾイソアイナメ しいたけじゃないよ

ドンコといってパッと思いついた方はきっと茨城の県以北の太平洋側にお住まいの方ですね。
和名はエゾイソアイナメといい、見た目はこんな感じ。ちょっとグロテスクな見た目ですが、意外とかわいい顔なんです笑



よく似た魚にチゴダラというやつがいますが、ドンコは水深数mから数十mぐらいの浅瀬にいて、サイズも小さいですが、チゴダラのほうは水深100mを超えるようなところにいるようで、サイズも大柄でになります。ただ、実はこれらは同一の種ではないかともいわれているようですね。

そんなドンコですが、宮城にいて夜餌釣りをするととても簡単に釣り上げることができます。仕掛けは基本的に底を狙うことになりますので、胴づきやブラクリなんかがいいでしょう。エサはイソメ、サバ切り身、イカとなんでも釣れます。雑食らしいので、試したことはないんですがちくわとかでも釣れそうな気がします。それをケーソンの継ぎ目なんかに落とし込んだり、ちょい投げしてみたり。いればすぐにあたりがあるので、ランガンでどんどん探っていけばすぐに出会えると思います。とにかく簡単です。


そんな風に簡単に出会えるドンコですが、なぜあまり市場に出回らないかといいますと、とても足の速い魚だからです。最初は透明感がありもっちりした身質ですが、釣った翌日でも処理が甘いと白く濁ってちょっとグダってきます。焼いたり煮たり火を通すならこれでも問題ないかと思いますが、今回お勧めするたたきにはなるべく新鮮なものを用意したいですね。

ドンコのおいしい食べ方は、潮煮・味噌汁・さかさ焼き?いいえ、たたきです!

ドンコの何がおいしいかといいますと、その秘密は肝にあります。魚体のくせに肥大した肝臓は、くせがなく、何とも言えぬうまみとコクを持っています。同じように小柄でも肝がうまい魚といえばカワハギがいますが、個人的にはドンコのほうが上だと思います。私は実はあまり肝系の料理は好かないのですが、ドンコのそれは臭みがなく、私でもおいしく食べられます。


ドンコのスタンダードな食べ方としては、塩味の汁でシンプルに丸ごと煮るものがあります。私の実家は基本これで、あとはたまに焼きでした。あとは味噌汁もなかなかおいしいです。えらを残したまま串にさして頭を下にして直火で焼く「さかさ焼き」という料理があるらしいですが、これもいつか試してみたいです。そして、たたき。これがめちゃくちゃうまいんです‼

作り方は以下の通り
一人暮らしだと、盛り付けが雑になりますよね。むしろ小皿に盛っただけほめてほしいです笑
  1. 表面のぬめり、うろこをとって、肝を傷つけないように内臓を抜いて、肝臓は後で使うので洗って取っておきます。
  2. 身を3枚に下ろします。
  3. 骨は堅く気になるので、腹骨や小骨はきちんと取り、皮をすきます。
  4. 肝は沸騰したお湯で霜降りにします。実はアニサキスがいたりするそうなので、私は30秒ぐらい茹でます。
  5. 身に霜降りにした肝を加え、ねぎ、みそ、しょうが、塩などとたたいて和えたら完成です!
魚がおろせさえすれば簡単ですね。たたくときに加える、所謂なめろうみそは各人の好みで煮切ったみりんやごま油なんかを足してもいいですね。

身はもっちりとしており、肝の何とも言えないコクが一気に幸せメーターを押し上げて、ここに日本酒でもやろうものなら骨抜き間違いなしです。
さらに、このたたきをハンバーグよろしく焼くのが私のお気に入りで、焼くと肝の油が解けてさらにコクがまし、身はふっくらふわふわになってストレートに肝の旨味が味わえます。ぜひお試しください!アツアツのだしをかけるお茶漬けも最高ですよ。


ドンコで宮城のおいしい冬を満喫しましょう



0 コメント:

コメントを投稿