2019年8月4日日曜日

真夏の蔵王フォレストスプリングスでエリアトラウト

8月2日に真夏の蔵王フォレストスプリングスでトラウトたちに遊んでもらってきました。

当日は朝6時半に出発して、到着は8時少し前。先客は車3台がすでにスタンバイしていました。
蔵王FSは開始時間が8時からなので、朝少しゆっくりできて初心者向けだと思います。初心者こそ朝の釣れやすい時間帯に行くべきです。

8月2日、3日はkingfisherというメーカーのイベントが行われており、アウトレットでスプーンが2つで500円という大特価でした。もちろん購入。
買ったのは3グラムと3.5グラムの長いシルエットのもの。個人的には長いシルエットのスプーンが好きなんですが、そのきっかけになった喜楽という今はないメーカーのものに似ている気がして思わず買ってしまいました。

さっそく釣りを開始。
今回は全くの初心者のY君を連れてきているので、まずはキャストの練習から。やっぱりキャストが最初の壁ですよね。ある程度投げられるようになれば後はまぐれで釣れたりもありますが、投げられないとお話にならないですし。

そんなこんなで簡単なレクチャーを交えつつ、まずは一匹。
きれいなニジマスちゃんです。気温が高いとトラウトたちも元気ないのではと心配でしたが、朝のうちは活性もそこそこよくて、全然釣れないってことはありませんでした。
でも釣れたのはクランクとスプーンだけで、ミノーでは釣れませんでした。私の技術不足も大きいでしょうが、やはり暑いと速い動きを追う元気はないのでしょうか。
そんな状況でしたので、Y君には早い段階からわたしがいつも最終兵器としているふわとろを使わせてました。そして見事に3連続ゲット!その間わたしはミノーでインレットを攻めるも撃沈。Y君、私より釣ってます笑
わたしのほうもミノーは諦めて、タックルベリーで500円だったパニクラをセットし、5号池の流れに沿って整列しているトラウトたちをデットスローで狙います。そしてここで今日イチの一匹が。

55センチでした。さっきまで大人しく整列していたくせにものすごい引きです。夏でも元気ですね~。これにはY君もテンション上がっていて、エリアの面白いところを見せられてよかったです。

午後はkingfisyerのイベントで釣り大会があり、私とY君で参加しましたが、惜しくも下から2つの順位を独占しました笑。やっぱり皆さん上手です。私も次は負けないように練習したいですね。
結果発表の後、1位から順番に商品を選んでいくのですが、なぜか最後の二つに残っていたのは偏向サングラスとリールカバー。まあ皆さんサングラスかけてるし、2つはいらないですもんね。私としては新しい偏光グラスも欲しいところです。しかしその一方Y君も偏光グラスがほしいといっているのをしっています。ここで私が選ぶべきは・・・
もちろんリールカバーです。Y君には今後も釣り仲間としてついてきてもらわなくてはなりませんので、この程度の譲歩は当然です。なんならリールカバーもあげます。彼はまだリール持ってないけど。

3時になり釣れない時間が続き、日差しの中で続けていくのも大変なのでここで上がりとします。持ち帰りはこの2匹。釣れたのは私が十数匹、Y君も5匹ほど釣ることができました!

家に帰ったらさっそくさばいて一杯キメました。夏でも林養魚のトラウトはおいしいです。
Y君もそのおいしさに驚いていた様子。



真夏でもシッカリと楽しめる蔵王ですが、やっぱり暑いとつらいので、次は9月末位に行こうと思います。
あと、釣り具メーカーのイベントはやっぱりお得です。狙っていこう・・・

次は隠岐遠征です


2019年6月28日金曜日

梅雨の泉ヶ岳ヒルクライム&泉ヶ岳登山(水神コース→滑降コース)

この日は梅雨空のもと、泉ヶ岳へ上ってきました。
そう、仙台の平野部から。

仙台の平野部は大体標高が40mぐらいで、泉ヶ岳の標高が1172mらしいので、累積標高は1120m程度でした。

まずは自転車で泉ヶ岳の麓のミニストップまで向かいます。

ミニストップに到着すると、何やら大学生ぐらいの男性がたくさんいました。みなさん自転車に登山バックやキャンプ道具を積んでいて、親近感がわきます。でも泉ヶ岳のぼるとしたらきつかろうな。

そんな彼らをしり目に、小休止とお昼ご飯に明太おにぎりを買った私もヒルクライムを開始。
私はローダーではないしヒルクライムのタイムが目的ではなかったのですが、せっかくなので足をつかないチャレンジをしてみました。
走ってみたコースは、たいかんとしては序盤に一か所きついのぼりがあって、そこからしばらくはなめらかな登り。それが終わるときついのぼりがトンネルまで続くって感じでした。途中で大荷物の大学生っぽい人たちを何組か抜いたんですが、相手は大荷物とはいえちょっと気持ちいいですね笑。終盤では5分ほど先にスタートしていったロードレーサーに乗った方も抜かせたので日頃のランニングの成果かなと思います。
ちなみにタイムは35分でした。ロードレーサーのヒルクライム初心者の基準は30分だそうですが、サイドバックだしクロスバイクだってことでまあまあでしょうか。距離にして7キロぐらいですが、15キロのランニングより足に来た気がします。

泉ヶ岳の駐車場で小休憩をはさみ、いよいよ目的の登山の開始です。
今回の装備は普通のバックパック(山用ではない)とランニングシューズ、普通のスポーツウェア、ゴアのソフトシェルです。仙台の小学生は全員登ると聞いていたのでナメた装備できました。
カメラはPENTAXのK70と35㎜マクロのコンビです。全行程を通じて移動が多いし雨も考えられるので、軽量で防滴のこの装備は相性ばっちりです(35㎜マクロは防滴じゃないですが)

9時ごろに登り始めましたが、そのころは青空も見えていて前日までの雨に濡れた木々の緑がとても鮮やかで、つややかで、気持ちよく登っていきました。登りは水神コースで行きます。

しばらくはこんな感じで中くらいの岩がごろごろしているなだらかな登りが続きます。

しばらく行くと水神の碑に到着。
この日は登山者も少なく、水神にも私以外に2組しかいませんでした。
もっと人気だと思っていたので、思いがけず快適でうれしいです。

水神を過ぎるとかなり傾斜が急になります。ここから賽の河原までが踏ん張り所とのことですが、確かにその通りです。
でもごつごつした岩を乗り越え踏み越え進んでいくのはわくわくしますし私は結構好きです。




大岩につきました。大岩というほど大きくもないなぁと思うのは私だけでしょうか。
岩場をよじ登りながら、この地形が水深10mぐらいにあったらハタとか絶対いるだろうなーと思っているのは泉ヶ岳では確実に私だけでしょう。

そして賽の河原へ

思っていたよりもたくさんの石が積まれています。積み石というよりはもはや塚ですね。鬼もこの山の上まで崩しに来るのは大変なんでしょう。そもそも河原でもないけど。
誰のためというわけでもありませんが私も一つ積んでおきました。
山での道しるべとして積み石が見られるということがありますが、ここの石はどうやって積まれ始めたのでしょうか。賽の河原という名前が先か、積み石が先か。

賽の河原を進んでいくと、すぐに頂上に着きます。
標高が森林限界より低いこともあり、あたりは樹木に囲まれて視界がよくありません。広さはまあまあありますが、小さい虫も多く休憩に適しているとは言えません。お弁当を食べるなら賽の河原のほうが広いし眺めもいいので適しているでしょうね。

ここでおにぎりを一つ食べて下山を開始します。
下山時にはコースの標識がそれぞれ立っているので安心ですね。
下りは滑降コースを進みます。

滑降コースは傾斜が急な部分があり、ヒルクライムで足を酷使した後の私にはなかなかキツイコースでした。しかも土がむき出しの部分も多く、雨のせいでかなり滑ります。これは判断ミスでした。雨の日はおとなしく水神コースで帰るか、他のコースを使ったほうがよさそうです。
長い土の下り坂を降りてから見上げました。絶対滑ると思ったのでしゃがんで滑りながら降りました。よく見ると私が滑った長い跡が見えます。

傾斜がきついのは40分ぐらいで、そのあとはずっと緩かったので安心しました。すでに足はがくがくでマクロの写真は手振れがひどくて取れない始末です。
そんな中でとった写真たちをご紹介。
 チシオタケ?マッチ棒みたいでかわいいです。
  これはアザミですね。オニアザミでしょうか。とげとげしくて重厚感がありますが、個人的には結構好きです。薊のごとく棘あれば
つぼみを下からとってみました。生物が作り出す文様は美しいですね。集合体恐怖症の方ごめんなさい。

続いてはヒゲナガオトシブミ。飴細工みたいでかわいらしい顔が特徴ですね。今回初めて知りました。チョッキリやゾウムシに近い仲間のようです。ピクミンに出てきそうですね(そう思わせるピクミンの原生生物デザインは尊敬です。)。

 山頂付近に咲いていた露化粧が美しいヨウラクツツジのなかま。葉の裏が白くないのでベニドウダンでしょうか。調べてみるとウラジロヨウラクっぽくもあり、現地でちゃんと確かめなかったのが悔やまれます。ところでベニドウダンを漢字で書くと紅満天星です。素敵な名前ですね。


少々傷んできていますが、雨に艶めいて生命力を感じます。こちらはヤマザクラのなかまでしょうか。山に登ると草木に詳しくなりたいと思わせられます。

 こちらは何タケでしょう。きのこはもうさっぱり見分けがつきません。ただかわいらしいことはわかります。
 下っていく途中で小川が流れていました。連日の雨で水量が増しているのでしょうか、見て和むには程よい流れです。といいつつしばらく水生昆虫や魚を探しましたが見つけられませんでした。
この小川でちょうどよく倒木が2本倒れて川の上にかかっているところがあり、思わずそこに座ってのんびりしてしまいました。今回の登山で一番良かった時間はこの時だったかもしれません。
道中でコーヒーを入れて小休止。
自然に囲まれて過ごす時間は素晴らしいです。登山で疲れていることもあり、行動食のチョコレートバーもとてもおいしく感じます。

 登山口もまじかのところで土管を発見。こういったところはもれなく覗いてしまうのは性でしょう。この時は何もいませんでした。


下山すると山頂付近ではパラついていた雨も止んでおり、家までほとんど下りだったので快適に帰宅することができました。
もちろん、ヒルクライムの帰りはブレーキなしフリーフォール、なんて慣れないこと(慣れていても危険です)はせず、酷使した足をクールダウンするつもりでのんびり帰りました。

登山はゆっくり歩くのでいろいろなものが目に入るのでたくさん写真を撮れるので楽しいです。次に泉ヶ岳に来るときには車で行って、16-85㎜をもって北泉ヶ岳縦走コースを登りたいです。泉ヶ岳キャンプ場もよさそうだったので、前日泊からのご来光チャレンジもいいかも。

さて、つぎはどこであそびましょうか…

2019年3月24日日曜日

カヤックフィッシング用のフラッグシステムを自作!

カヤックフィッシングのには旗が必須です!

というわけで自作回。
今回作るのはフラッグシステムです。システムといいつつ、旗と見えなア缶とホルダーつけるだけという簡単さ。
以前フラッグを自作したのですが、それは海の底に沈めてしまったので、再び作ります。

今回の材料は
  • 園芸用支柱150㎝ 
  • A4サイズのプラスチック?ファイル
  • ロックタイ
  • プールスティック(バックボーンのあまり)
  • ひも
  • 見えなア缶(500mlアルミ缶3本とアルミテープで作ります)
以上!ぜんぶ100均で揃えました。

フラッグの高さは2mぐらいのものを使っている方が多いようですが、私は艇の性質上少しでも過酷な状況では出ませんし、沖にもいかないので手ごろな1.5mをチョイス。
旗の部分は布がメジャーですが、針金を通したり縫い合わせたりするのが面倒だし、ぬれたり針が刺さると厄介なのでビニール系で考えていましたが、百均でファイルが目に入りこれに決定。かたいから自立するし針も刺さりません。なんならまな板にもなるし笑
プールスティックはバックボーンを作った時のあまりです。これで前回のように海に沈めるような過ちは犯しません。
見えなア缶はレーダー反射材を買えなかったので、せめてもという思いで自作。意外と効果があるようですので、簡単に作れますからぜひフラッグにつるしておくことをお勧めします。詳しくは検索。

今回のフラッグの作り方は、
  1. A4のファイルの紙を入れる部分を抜き取る。引っ張ると簡単に取れます。
  2. 千枚通しをコンロで熱してファイルに4か所穴をあけます。
  3. その穴を使ってファイルを支柱にロックタイで固定。見えなア缶をつるすためにこの時ひもも同時に固定しました。
  4. プールスティックをはめて、ロックタイで固定。
以上。完成品はこちら。
ちょっと高さが足りない感じもしますが、機能的にはまあまあでしょう。しばらくはこれで行きます。


ちなみに、フラッグの固定ですが、私が使用しているキングフィッシャー2というインフレータブルカヤックは自転車のタイヤのように空気室であるメインチャンバーとアウターが空気中入部以外分かれているので、チャンバーにひもを回して塩ビパイプを固定し、そこにフラッグを挿しています。構造上いくつでも同様のロッドホルダーを付けられるのは買う前にはわからなかったキングフィッシャーの利点です。これを応用すれば魚探もセットできるぞ・・・持ってないけど・・・


ただでさえ単独での出艇が多く危険なので、少しでも安全に活動したいところです。
一番いいのは複数で出ることなんですが。無念であります。

それでは、また次の海で

2019年初浮きとバックボーン

2019年初浮きin奥松島

3月になり、日が長くなってきてなんだかワクワクしているakiです。

だんだんあったかくなってきたし、そろそうろカヤック行っちゃう?ってことで初浮きしてきました。
場所は初めてのポイント。砂浜からのエントリーです。


今回は以前から気になっていたキングフィッシャー2用のバックボーンを導入してみました!
買うと輸入しかなくて1万円以上するので、迷わず自作。タープ用のポールが分割できて太さ長さともいい感じかと思ったのですが、新しく買うのも癪(笑)なので、ある程度硬くて長い棒ならなんでもいいんじゃろってことで使っていない手銛とカーボンパイプを利用。接合は何も考えずはめるだけの適当仕様です。ちょっと細い気がしたのでウェブ上の先輩たちの記事を参考に百均のプールスティックを3本追加。プールスティック中心の穴に手銛がシンデレラフィットだったので、長さの調節だけで済みました。
これを
 こうして
 こう
見た目はなかなかそれらしくなりました。一見するとファルトボートみたいじゃありません?

実際に乗ってみた感想としては、船全体がかっちりした印象です。以前はうねりでたわむような感覚がありましたが、今回はそんなことはなく、かなり安心感があります。本物のアドバンスドエレメンツ純正バックボーンは船速1.8倍の効果があるらしいですが、体感では1.3ぐらいのような・・・。ただ、前回からなぜか私の艇は自然と左に曲がってしまう癖がついてしまっているので、それがなければもっと楽で速いんだろうなと思います。これは次回チャンバーのポジションやスケグ、前後のフレーム位置などチェックして早いとこ修正したいです。


釣れない予感はしつつも、一応やってみましたが、やはり反応ありませんでした。エサ・ルアーともに撃沈。まだ水温低いですし、昼間は厳しそうですね(厳冬期から春は昼間厳しいイメージがあります。)。エントリーとエキジットのとき足がめちゃくちゃ冷たかったです。海の温度は大気の2か月遅れですから、今が一番冷たいですから当然なのですが、対策していなかった私は阿呆ですね。

天候は安定していたので、ツーリングを楽しみました。



 ホンダワラ群生地のぎりぎりを攻めるも反応なし・・・

誰もいない浜に上がって休憩するのがお気に入りです。

あたりすらなくちょっと残念な感じだったので、お風呂に行って楽しさを埋め合わせてから帰りました。やはり大きい風呂は最高です!

次のカヤックはマゴチが釣れだしてからにします。
それまではキャンプかエリアかな~

2019年3月13日水曜日

真冬のグリーンパーク不忘でエリアトラウト

真冬のグリーンパーク不忘でビッグワンを狙え!


2月初め、冬まっただ中でカヤックもキャンプもつらいので、この日は友人を誘ってグリンパーク不忘へ。

雪道の心配をしていましたが、遠刈田あたりまでは雪もなく、普通に来れました。しかしそのさきはかなり雪が残っていて、完全に真っ白・・・なんだかんだ雪道を走るのは初めてだったので敢えて急ブレーキを踏んでみたりして楽しみました笑

朝8時半ごろ到着すると、このロケーション。ホワイトパークですね。


こんな環境で釣りができる。それだけで癒されますな~

友人は今回が初トラウトだったので、レンタルしました。そこで驚き、なんとレンタルルアーをミノーやスプーンなどよりどりみどりのなかから5個も選んでいいと!
さらに、「根掛とかで切れてしまったら買って返せばいいですか?」ときいたら、「なくすのは仕方ないからいいよ~」と…あなたが神か。悪魔のささやきが聞こえますが、親切を裏ぎらないためにもきちんと返却しましょう。(今回はなくさなかったようです。)

釣りのほうはというと、上野池で、朝の時間帯にパニッシュの浮かべてチョン作戦で50㎝のレインボー。
何度か浮かんでいるパニッシュを狙ってその大きな腹を見せていましたが、なかなかルアーに食いつかず、3回ぐらい空振りしてました。ニジマスって捕食下手ですよね笑
そしてついに、水面を割ってパニッシュを飲み込んでいきました。一気にテンションが上がる瞬間!!
動画撮りたかったです。


しかし、その後は
キープサイズはこれだけでした。無念。
ほかに20㎝~30㎝クラスがぽつぽつ。
初トライの友人は小さいながらも3匹釣り上げることができました!それなりに楽しんでもらえたようです。大物の引きを味合わせてやりたかったところですが、仕方なしとしましょう。(車代割り勘メンバーを増やしたい笑)
周囲では特定の人がぽんぽん釣っていましたが、どこもサイズは小さめ。
どうやら今回の体調組成はだいぶ小さいサイズ中心になっているようです。アベレージサイズは蔵王FSのほうが大きそうです。時折60㎝ありそうな巨躯が通りますが、全く反応させられず。やはり大型個体はあまたのルアーを見切ってきたのでしょう。悔しながら私ごときでは動じさせることもかないませんでした。いつかああいったスレ個体も振り向かせられるようになりたいものです。


今回は半日での釣行でした。エリアを始めてばかりの大学時代は朝から1日通しでやるのが普通だと思っていましたが、最近それが普通の人にとっては苦行だということを学びました笑


釣り仲間募集中です。主にカーシェア代を折半する目的ですが、初心者も歓迎です。もし興味ある人いたら連絡ください。


早く暖かくならないかなー



2019年3月11日月曜日

奥松島の奥の奥、乙女ヶ浜で見上げる夜空

先日、奥松島へ夜釣りに行ったついでに、乙女ヶ浜でゆっくりしてきました。

乙女ヶ浜は嵯峨渓の一番先端にある浜で、両側から崖が伸びていて入り江になっています。とても風光明媚で、未舗装路を1.7㎞ほど歩かなければならないため、人の気配が薄くてプライベート感があり私はとても好きな場所です。
入り口はわかりづらいですが、大浜漁港の脇から入っていきます。

陸路で行くのは今回が初めてだったので、新月で暗かったのもありおっかなびっくり進んでいきましたが、木々の隙間から見える星空や市穏やかな海の向こうに見える明かりがとても美しくて恐怖は早々に消えました。アップダウンはそこそこきつかったです。

そして到着した乙女ヶ浜。

この日もとても穏やかです。星が映るかも?なんて期待しましたが、さすがに止水じゃないと厳しいですね。

頭上には満天の星空。
昔聞いた細見さんの弾き語りsilver birchが頭に響きます。
思えば音楽にはずいぶんお世話になりました・・・



この場所でカップラーメンを食べたりぼーっと景色を眺めながら1時間強過ごしました。
そういえば、よく震災で明かりが消えた時の星空は涙が出るほどきれいだった、とかありますが、私の地元はもともと暗かったので大差なかったです笑

震災があってよかった、とは公には言えませんが、きわめて個人的な視点からすれば震災から得られたもの、あれを機に変わったことは確実に私を変えて、今につながっていることを実感します。必ずしも悪いことだけではなかった、と

穏やかな時間を過ごさせていただきました。

次はどこへ行こうか

2019年3月10日日曜日

宮城の冬はドンコのたたきがうまい!


宮城の冬はドンコがうまい!
ずいぶん久しぶりの投稿になってしまいました。akiです。

冬は寒くてあまりアウトドアできないし、あんまり書くことがないんですよね笑


そんな中、今回は冬こそ伝えたいこと。
それは、ドンコという魚のおいしさです!
基本的に入手方法は市場に行くか、釣ってくるかになりますが、その味は絶品です。三陸に来た際にはぜひ召し上がっていただきたい味の一つです。


ドンコ=エゾイソアイナメ しいたけじゃないよ

ドンコといってパッと思いついた方はきっと茨城の県以北の太平洋側にお住まいの方ですね。
和名はエゾイソアイナメといい、見た目はこんな感じ。ちょっとグロテスクな見た目ですが、意外とかわいい顔なんです笑



よく似た魚にチゴダラというやつがいますが、ドンコは水深数mから数十mぐらいの浅瀬にいて、サイズも小さいですが、チゴダラのほうは水深100mを超えるようなところにいるようで、サイズも大柄でになります。ただ、実はこれらは同一の種ではないかともいわれているようですね。

そんなドンコですが、宮城にいて夜餌釣りをするととても簡単に釣り上げることができます。仕掛けは基本的に底を狙うことになりますので、胴づきやブラクリなんかがいいでしょう。エサはイソメ、サバ切り身、イカとなんでも釣れます。雑食らしいので、試したことはないんですがちくわとかでも釣れそうな気がします。それをケーソンの継ぎ目なんかに落とし込んだり、ちょい投げしてみたり。いればすぐにあたりがあるので、ランガンでどんどん探っていけばすぐに出会えると思います。とにかく簡単です。


そんな風に簡単に出会えるドンコですが、なぜあまり市場に出回らないかといいますと、とても足の速い魚だからです。最初は透明感がありもっちりした身質ですが、釣った翌日でも処理が甘いと白く濁ってちょっとグダってきます。焼いたり煮たり火を通すならこれでも問題ないかと思いますが、今回お勧めするたたきにはなるべく新鮮なものを用意したいですね。

ドンコのおいしい食べ方は、潮煮・味噌汁・さかさ焼き?いいえ、たたきです!

ドンコの何がおいしいかといいますと、その秘密は肝にあります。魚体のくせに肥大した肝臓は、くせがなく、何とも言えぬうまみとコクを持っています。同じように小柄でも肝がうまい魚といえばカワハギがいますが、個人的にはドンコのほうが上だと思います。私は実はあまり肝系の料理は好かないのですが、ドンコのそれは臭みがなく、私でもおいしく食べられます。


ドンコのスタンダードな食べ方としては、塩味の汁でシンプルに丸ごと煮るものがあります。私の実家は基本これで、あとはたまに焼きでした。あとは味噌汁もなかなかおいしいです。えらを残したまま串にさして頭を下にして直火で焼く「さかさ焼き」という料理があるらしいですが、これもいつか試してみたいです。そして、たたき。これがめちゃくちゃうまいんです‼

作り方は以下の通り
一人暮らしだと、盛り付けが雑になりますよね。むしろ小皿に盛っただけほめてほしいです笑
  1. 表面のぬめり、うろこをとって、肝を傷つけないように内臓を抜いて、肝臓は後で使うので洗って取っておきます。
  2. 身を3枚に下ろします。
  3. 骨は堅く気になるので、腹骨や小骨はきちんと取り、皮をすきます。
  4. 肝は沸騰したお湯で霜降りにします。実はアニサキスがいたりするそうなので、私は30秒ぐらい茹でます。
  5. 身に霜降りにした肝を加え、ねぎ、みそ、しょうが、塩などとたたいて和えたら完成です!
魚がおろせさえすれば簡単ですね。たたくときに加える、所謂なめろうみそは各人の好みで煮切ったみりんやごま油なんかを足してもいいですね。

身はもっちりとしており、肝の何とも言えないコクが一気に幸せメーターを押し上げて、ここに日本酒でもやろうものなら骨抜き間違いなしです。
さらに、このたたきをハンバーグよろしく焼くのが私のお気に入りで、焼くと肝の油が解けてさらにコクがまし、身はふっくらふわふわになってストレートに肝の旨味が味わえます。ぜひお試しください!アツアツのだしをかけるお茶漬けも最高ですよ。


ドンコで宮城のおいしい冬を満喫しましょう