この日は梅雨空のもと、泉ヶ岳へ上ってきました。
そう、仙台の平野部から。
仙台の平野部は大体標高が40mぐらいで、泉ヶ岳の標高が1172mらしいので、累積標高は1120m程度でした。
まずは自転車で泉ヶ岳の麓のミニストップまで向かいます。
ミニストップに到着すると、何やら大学生ぐらいの男性がたくさんいました。みなさん自転車に登山バックやキャンプ道具を積んでいて、親近感がわきます。でも泉ヶ岳のぼるとしたらきつかろうな。
そんな彼らをしり目に、小休止とお昼ご飯に明太おにぎりを買った私もヒルクライムを開始。
私はローダーではないしヒルクライムのタイムが目的ではなかったのですが、せっかくなので足をつかないチャレンジをしてみました。
走ってみたコースは、たいかんとしては序盤に一か所きついのぼりがあって、そこからしばらくはなめらかな登り。それが終わるときついのぼりがトンネルまで続くって感じでした。途中で大荷物の大学生っぽい人たちを何組か抜いたんですが、相手は大荷物とはいえちょっと気持ちいいですね笑。終盤では5分ほど先にスタートしていったロードレーサーに乗った方も抜かせたので日頃のランニングの成果かなと思います。
ちなみにタイムは35分でした。ロードレーサーのヒルクライム初心者の基準は30分だそうですが、サイドバックだしクロスバイクだってことでまあまあでしょうか。距離にして7キロぐらいですが、15キロのランニングより足に来た気がします。
泉ヶ岳の駐車場で小休憩をはさみ、いよいよ目的の登山の開始です。
今回の装備は普通のバックパック(山用ではない)とランニングシューズ、普通のスポーツウェア、ゴアのソフトシェルです。仙台の小学生は全員登ると聞いていたのでナメた装備できました。
カメラはPENTAXのK70と35㎜マクロのコンビです。全行程を通じて移動が多いし雨も考えられるので、軽量で防滴のこの装備は相性ばっちりです(35㎜マクロは防滴じゃないですが)
9時ごろに登り始めましたが、そのころは青空も見えていて前日までの雨に濡れた木々の緑がとても鮮やかで、つややかで、気持ちよく登っていきました。登りは水神コースで行きます。
しばらくはこんな感じで中くらいの岩がごろごろしているなだらかな登りが続きます。
しばらく行くと水神の碑に到着。
この日は登山者も少なく、水神にも私以外に2組しかいませんでした。
もっと人気だと思っていたので、思いがけず快適でうれしいです。
水神を過ぎるとかなり傾斜が急になります。ここから賽の河原までが踏ん張り所とのことですが、確かにその通りです。
でもごつごつした岩を乗り越え踏み越え進んでいくのはわくわくしますし私は結構好きです。
大岩につきました。大岩というほど大きくもないなぁと思うのは私だけでしょうか。
岩場をよじ登りながら、この地形が水深10mぐらいにあったらハタとか絶対いるだろうなーと思っているのは泉ヶ岳では確実に私だけでしょう。
そして賽の河原へ
思っていたよりもたくさんの石が積まれています。積み石というよりはもはや塚ですね。鬼もこの山の上まで崩しに来るのは大変なんでしょう。そもそも河原でもないけど。
誰のためというわけでもありませんが私も一つ積んでおきました。
山での道しるべとして積み石が見られるということがありますが、ここの石はどうやって積まれ始めたのでしょうか。賽の河原という名前が先か、積み石が先か。
賽の河原を進んでいくと、すぐに頂上に着きます。
標高が森林限界より低いこともあり、あたりは樹木に囲まれて視界がよくありません。広さはまあまあありますが、小さい虫も多く休憩に適しているとは言えません。お弁当を食べるなら賽の河原のほうが広いし眺めもいいので適しているでしょうね。
ここでおにぎりを一つ食べて下山を開始します。
下山時にはコースの標識がそれぞれ立っているので安心ですね。
下りは滑降コースを進みます。
滑降コースは傾斜が急な部分があり、ヒルクライムで足を酷使した後の私にはなかなかキツイコースでした。しかも土がむき出しの部分も多く、雨のせいでかなり滑ります。これは判断ミスでした。雨の日はおとなしく水神コースで帰るか、他のコースを使ったほうがよさそうです。
長い土の下り坂を降りてから見上げました。絶対滑ると思ったのでしゃがんで滑りながら降りました。よく見ると私が滑った長い跡が見えます。
傾斜がきついのは40分ぐらいで、そのあとはずっと緩かったので安心しました。すでに足はがくがくでマクロの写真は手振れがひどくて取れない始末です。
そんな中でとった写真たちをご紹介。
チシオタケ?マッチ棒みたいでかわいいです。
これはアザミですね。オニアザミでしょうか。とげとげしくて重厚感がありますが、個人的には結構好きです。薊のごとく棘あれば
山頂付近に咲いていた露化粧が美しいヨウラクツツジのなかま。葉の裏が白くないのでベニドウダンでしょうか。調べてみるとウラジロヨウラクっぽくもあり、現地でちゃんと確かめなかったのが悔やまれます。ところでベニドウダンを漢字で書くと紅満天星です。素敵な名前ですね。
少々傷んできていますが、雨に艶めいて生命力を感じます。こちらはヤマザクラのなかまでしょうか。山に登ると草木に詳しくなりたいと思わせられます。
こちらは何タケでしょう。きのこはもうさっぱり見分けがつきません。ただかわいらしいことはわかります。
下っていく途中で小川が流れていました。連日の雨で水量が増しているのでしょうか、見て和むには程よい流れです。といいつつしばらく水生昆虫や魚を探しましたが見つけられませんでした。
この小川でちょうどよく倒木が2本倒れて川の上にかかっているところがあり、思わずそこに座ってのんびりしてしまいました。今回の登山で一番良かった時間はこの時だったかもしれません。
道中でコーヒーを入れて小休止。
自然に囲まれて過ごす時間は素晴らしいです。登山で疲れていることもあり、行動食のチョコレートバーもとてもおいしく感じます。
登山口もまじかのところで土管を発見。こういったところはもれなく覗いてしまうのは性でしょう。この時は何もいませんでした。
下山すると山頂付近ではパラついていた雨も止んでおり、家までほとんど下りだったので快適に帰宅することができました。
もちろん、ヒルクライムの帰りはブレーキなしフリーフォール、なんて慣れないこと(慣れていても危険です)はせず、酷使した足をクールダウンするつもりでのんびり帰りました。
登山はゆっくり歩くのでいろいろなものが目に入るのでたくさん写真を撮れるので楽しいです。次に泉ヶ岳に来るときには車で行って、16-85㎜をもって北泉ヶ岳縦走コースを登りたいです。泉ヶ岳キャンプ場もよさそうだったので、前日泊からのご来光チャレンジもいいかも。
さて、つぎはどこであそびましょうか…
そう、仙台の平野部から。
仙台の平野部は大体標高が40mぐらいで、泉ヶ岳の標高が1172mらしいので、累積標高は1120m程度でした。
まずは自転車で泉ヶ岳の麓のミニストップまで向かいます。
ミニストップに到着すると、何やら大学生ぐらいの男性がたくさんいました。みなさん自転車に登山バックやキャンプ道具を積んでいて、親近感がわきます。でも泉ヶ岳のぼるとしたらきつかろうな。
そんな彼らをしり目に、小休止とお昼ご飯に明太おにぎりを買った私もヒルクライムを開始。
私はローダーではないしヒルクライムのタイムが目的ではなかったのですが、せっかくなので足をつかないチャレンジをしてみました。
走ってみたコースは、たいかんとしては序盤に一か所きついのぼりがあって、そこからしばらくはなめらかな登り。それが終わるときついのぼりがトンネルまで続くって感じでした。途中で大荷物の大学生っぽい人たちを何組か抜いたんですが、相手は大荷物とはいえちょっと気持ちいいですね笑。終盤では5分ほど先にスタートしていったロードレーサーに乗った方も抜かせたので日頃のランニングの成果かなと思います。
ちなみにタイムは35分でした。ロードレーサーのヒルクライム初心者の基準は30分だそうですが、サイドバックだしクロスバイクだってことでまあまあでしょうか。距離にして7キロぐらいですが、15キロのランニングより足に来た気がします。
泉ヶ岳の駐車場で小休憩をはさみ、いよいよ目的の登山の開始です。
今回の装備は普通のバックパック(山用ではない)とランニングシューズ、普通のスポーツウェア、ゴアのソフトシェルです。仙台の小学生は全員登ると聞いていたのでナメた装備できました。
カメラはPENTAXのK70と35㎜マクロのコンビです。全行程を通じて移動が多いし雨も考えられるので、軽量で防滴のこの装備は相性ばっちりです(35㎜マクロは防滴じゃないですが)
9時ごろに登り始めましたが、そのころは青空も見えていて前日までの雨に濡れた木々の緑がとても鮮やかで、つややかで、気持ちよく登っていきました。登りは水神コースで行きます。
しばらくはこんな感じで中くらいの岩がごろごろしているなだらかな登りが続きます。
しばらく行くと水神の碑に到着。
この日は登山者も少なく、水神にも私以外に2組しかいませんでした。
もっと人気だと思っていたので、思いがけず快適でうれしいです。
水神を過ぎるとかなり傾斜が急になります。ここから賽の河原までが踏ん張り所とのことですが、確かにその通りです。
でもごつごつした岩を乗り越え踏み越え進んでいくのはわくわくしますし私は結構好きです。
大岩につきました。大岩というほど大きくもないなぁと思うのは私だけでしょうか。
岩場をよじ登りながら、この地形が水深10mぐらいにあったらハタとか絶対いるだろうなーと思っているのは泉ヶ岳では確実に私だけでしょう。
そして賽の河原へ
思っていたよりもたくさんの石が積まれています。積み石というよりはもはや塚ですね。鬼もこの山の上まで崩しに来るのは大変なんでしょう。そもそも河原でもないけど。
誰のためというわけでもありませんが私も一つ積んでおきました。
山での道しるべとして積み石が見られるということがありますが、ここの石はどうやって積まれ始めたのでしょうか。賽の河原という名前が先か、積み石が先か。
賽の河原を進んでいくと、すぐに頂上に着きます。
標高が森林限界より低いこともあり、あたりは樹木に囲まれて視界がよくありません。広さはまあまあありますが、小さい虫も多く休憩に適しているとは言えません。お弁当を食べるなら賽の河原のほうが広いし眺めもいいので適しているでしょうね。
ここでおにぎりを一つ食べて下山を開始します。
下りは滑降コースを進みます。
滑降コースは傾斜が急な部分があり、ヒルクライムで足を酷使した後の私にはなかなかキツイコースでした。しかも土がむき出しの部分も多く、雨のせいでかなり滑ります。これは判断ミスでした。雨の日はおとなしく水神コースで帰るか、他のコースを使ったほうがよさそうです。
長い土の下り坂を降りてから見上げました。絶対滑ると思ったのでしゃがんで滑りながら降りました。よく見ると私が滑った長い跡が見えます。
傾斜がきついのは40分ぐらいで、そのあとはずっと緩かったので安心しました。すでに足はがくがくでマクロの写真は手振れがひどくて取れない始末です。
そんな中でとった写真たちをご紹介。
チシオタケ?マッチ棒みたいでかわいいです。
つぼみを下からとってみました。生物が作り出す文様は美しいですね。集合体恐怖症の方ごめんなさい。
続いてはヒゲナガオトシブミ。飴細工みたいでかわいらしい顔が特徴ですね。今回初めて知りました。チョッキリやゾウムシに近い仲間のようです。ピクミンに出てきそうですね(そう思わせるピクミンの原生生物デザインは尊敬です。)。
山頂付近に咲いていた露化粧が美しいヨウラクツツジのなかま。葉の裏が白くないのでベニドウダンでしょうか。調べてみるとウラジロヨウラクっぽくもあり、現地でちゃんと確かめなかったのが悔やまれます。ところでベニドウダンを漢字で書くと紅満天星です。素敵な名前ですね。
少々傷んできていますが、雨に艶めいて生命力を感じます。こちらはヤマザクラのなかまでしょうか。山に登ると草木に詳しくなりたいと思わせられます。
こちらは何タケでしょう。きのこはもうさっぱり見分けがつきません。ただかわいらしいことはわかります。
下っていく途中で小川が流れていました。連日の雨で水量が増しているのでしょうか、見て和むには程よい流れです。といいつつしばらく水生昆虫や魚を探しましたが見つけられませんでした。
この小川でちょうどよく倒木が2本倒れて川の上にかかっているところがあり、思わずそこに座ってのんびりしてしまいました。今回の登山で一番良かった時間はこの時だったかもしれません。
道中でコーヒーを入れて小休止。
自然に囲まれて過ごす時間は素晴らしいです。登山で疲れていることもあり、行動食のチョコレートバーもとてもおいしく感じます。
登山口もまじかのところで土管を発見。こういったところはもれなく覗いてしまうのは性でしょう。この時は何もいませんでした。
下山すると山頂付近ではパラついていた雨も止んでおり、家までほとんど下りだったので快適に帰宅することができました。
もちろん、ヒルクライムの帰りはブレーキなしフリーフォール、なんて慣れないこと(慣れていても危険です)はせず、酷使した足をクールダウンするつもりでのんびり帰りました。
登山はゆっくり歩くのでいろいろなものが目に入るのでたくさん写真を撮れるので楽しいです。次に泉ヶ岳に来るときには車で行って、16-85㎜をもって北泉ヶ岳縦走コースを登りたいです。泉ヶ岳キャンプ場もよさそうだったので、前日泊からのご来光チャレンジもいいかも。
さて、つぎはどこであそびましょうか…